ご案内チラシ(PDF)
来年(2009年)5月にブラジルでユネスコ主催の第6回国際成人教育会議(CONFINTEAVI)が開催されることになりました。そこでこれを機会に、日本の成人教育・社会教育に関わるさまざまな関係者のみなさまと集い、この国際会議の情報を共有し、改めて日本における成人教育・社会教育の現状と課題、この国際会議への関わり方などについて、広く意見交換する場として国内「草の根会議」を2008年9月13日に開催しました。この会合での話し合いから、今後もこの会議を継続して開催し、積極的に活動を展開することになりました。
第2回会合を以下のように開催します。
成人の学習・教育を豊かに発展させる機会となるよう、社会教育・成人教育関係者の方はもちろんのこと、他分野で主としてご活躍のみなさまでも成人の学習・教育の活動に関わり、ご関心のあるみなさまは、是非、ご参加・ご協力をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。なお、現在の呼びかけ団体・機関は以下の通りですが、呼びかけ団体・機関への参加も随時受け付けております。積極的に関わってくださる団体・機関のみなさまには、是非、呼びかけ団体・機関にもなっていただきたく、よろしくご検討ください。
呼びかけ団体・機関(2008年10月20日現在)
.. 社会教育推進全国協議会
.. 日本社会教育学会
.. 日本公民館学会
.. 全国社会教育職員養成研究連絡協議会
.. シャンティ国際ボランティア会
.. 『月刊社会教育』編集委員会
.. 開発教育協会
.. 財団法人 ユネスコ・アジア文化センタ-
.. 教育協力NGOネットワーク(JNNE)
.. 図書館問題研究会
開催日時 2008年10月28日(火) 午後6時~8時
開催場所 法政大学市ヶ谷キャンパス 80年館7階 丸会議室
(市ヶ谷または飯田橋駅下車、徒歩7分 以下の地図をご参照ください)
http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/access.html
http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/campusmap.html
議題
1 日本のナショナルレポ-トに関する意見交換会(文部科学省10月1)参加報告
2 CONFINTEA Ⅵ 準備のためのアジア・パシフィックリ-ジョン会議(10月6~9日ソウル)参加報告
3 市民社会団体(CSOs)による日本レポ-ト作成に向けての話し合い
第6回国際成人教育会議(CONFINTEAⅥ)のための国内「草の根会議」 事務局
荒井容子(法政大学・社会教育推進全国協議会)yarai@hosei.ac.jp
※なお開催趣旨について、第1回会合(2008/9/13)の案内に付したものを、参考までに以下に添付します。
開催趣旨(詳細)
〔国際成人教育会議とは〕
2009年5月19日~22日、ユネスコ主催の第6回国際成人教育会議(CONFINTEA Ⅵ)が、ブラジルのベレンで開催されることになりました。ユネスコ主催のこの国際成人教育会議は1949年からほぼ12年に1回、継続して開催されてきた会議です。各国・世界の成人教育(「成人の学習と教育」)発展のために関係者が実践・研究を交流し、決議・宣言をまとめ、各国・世界の成人教育(「成人の学習と教育」)の推進を図っていく、大事な会議です。
〔今回第6回会議の趣旨〕
今回第6回のテ-マは “Living and Learning for a Viable Future-The Power of Adult Learning”(Viable〔成長できる・独立し存続できる・生存に適した〕未来のための生活と学習-成人の学習の力)と設定されました※1。また、この会議を担当しているUIL(ユネスコ生涯学習研究所)からの情報“Information Update”10 July 2008 によると、この会議の性格は以下のようになるだろうと、説明されています。※2
「CONFINTEA Ⅵは、ユネスコのカテゴリ-2※3の政府間会議であり、それは、
・「成人の学習と教育」についての政策上の討議と提案(アドボカシ-)のための舞台である。
・「成人の学習と教育」についての積極的関与と行動を創りだす。
・以下の三つの主要な目的の達成に努める。
○ 「成人の学習と教育」は、生涯学習の重要な構成要素であり、また生涯学習を実行するための要因でもあり、特に識字教育はその基盤であるという認識を推進する。
○ 教育と開発に関わる現在の国際的指針(EFA、MDGs、UNLD、LIFE、そしてDESD※4)の具体化にとって、「成人の学習と教育」は決定的な役割をもっていることを強調する。
○ 政治上の勢いと関与を取り戻し、単なる美辞麗句から実際の行動へと進むため、実施のためのツ-ルを開発する。
CONFINTEA Ⅳを推進することは全体として、社会的、経済的、環境的、文化的次元を構成するものとして総合的にとらえられる持続可能な発展にとって、「成人の学習と教育」がこれと関わり、またこれに貢献するということに注目を集めることになるでしょう。取り組まれるテ-マは「成人の学習と教育」のための政策・構造・財政、統合と参加、「成人の学習と教育」の質、識字及び他の諸能力(コンピテンシィ)、貧困撲滅などになるでしょう。」
訳注
※1 Viableの意味・訳語についても議論できればと考えています。
※2 類似の内容はすでに2007年3月の第1回諮問会議でも言及されていました。
※3 国家間会議(カテゴリ-Ⅰ)以外の政府間会議。ユネスコの会議には他に
カテゴリ-Ⅲの非政府会議もある(ユネスコの会議カテゴリ-の一般分類規則より)。
※4 EFA Education for ALL 「万人のための教育」または「すべての人に教育を」
MDGs Millennium Development Goalsミレニアム開発目標
UNLD United Nations Literacy Decade 国連識字の10年 2003~2010年
LIFE Literacy Initiative for Empowerment エンパワ-メントのための識字事業
DESD United Nations Decade of Education for Sustainable Development
国連持続可能な開発のための教育の10年
〔今回第6回会議の特徴-民間団体参加による企画準備過程の重視〕
ところで、今回の会議では以前にもまして、民間団体がこの会議の準備過程に参加することが重視されています。例えば、この会議の討議内容を固めていく素材として、各国はそれぞれの国の成人教育(社会教育)の現状と課題を分析したナショナル・レポ-トを提出することが求められていますが、このレポ-トをまとめるためのガイドラインの7項目目及び8項目には以下のように書かれています。
7. 成人の学習及び教育はそもそも多様に広がっているため、一貫し、かつ比較可能な質のよいデータがしばしば不足しています。従って、全体状況についての査定には多様な情報源からの情報やデータが必要となります。あなたのナショナル・レポートを準備するとき、どうかあなたの国の多様な情報源を考慮してください。また、政府の(教育、労働、健康、農業、ジェンダー、文化、スポーツとレジャー、社会福祉、財政と経済、外交に関わる省庁を含む)、また非政府の、公的・私的な行為者と、労働組合と、社会的パートナーと、二国間及び多国間の開発機関とが協力し合う取り組みを、つくってください。
8. この取り組みを利用して、すべての関係者(成人教育を提供しているさまざまな省庁、企業や労働組合、非政府組織や市民社会組織、民間の提供者、国連関係機関、二国間及び多国間開発機関などを含む)を捲き込んだ、国ごとの対話を創り出すことが重要です。従って、私たちは全ての関係者それぞれからの代表者による全国協議会の力を借りて、この作業を行い、全国会議によって承認された結論を得ることを強く推奨します。」 -ユネスコ生涯学習研究所(UIL)、2007年12月より抜粋-
〔この「草の根会議」の趣旨〕
私たちはこのユネスコ生涯学習研究所(UIL)の提案に賛同しました。
そこでこの度、民間団体と政府機関の協力のもとに、成人教育・社会教育を担っている多くのグル-プ・団体・機関に広く参加を呼びかけ、共に日本の成人教育・社会教育の現状と課題を議論したうえで、第6回国際成人教育会議に臨むために、この「草の根会議」を開催することにしました。この「草の根会議」では当面、以下のことについて議論したいと考えています。
1 日本のナョナル・レポ-トを補う議論
すでに日本のナショナル・レポ-トは政府(機関)によって作成され、完成されつつあると聞いております。この「草の根会議」では、間に合えば完成されたレポ-トを(間に合わない場合には草稿段階のものを)検討し、これを補いながら、日本の成人教育・社会教育の現状・課題について議論したいと考えています。(補足説明 この案内による「草の根会議」第1回会合-9月13日-のあと、2008年10月1日に、文部科学省主催で、日本のナショナル・レポ-ト案に対する民間団体との「意見交換会」が開催され、新たな段階に進んでいます。2008/10/20 記)。
2 第6回国際成人教育会議を活かす方法
今回のこの国際会議にこのような「草の根会議」の成果をどのように反映していくのか、逆にまた、この国際会議において学ばれた他国の事情・参考事例、あるいは他国の関係者とともに行う討議及び学習の成果を、日本における成人の学習・教育の発展(社会教育の発展)に、どのような形で反映させていくのか、それらのこともこの「草の根会議」で議論できればと考えています。
多くの関係グル-プ・関係団体・諸機関のみなさまのご参加を期待しております。
なお、当日は国際成人教育会議の沿革、前回の取り組み、今回会議の最新情報等の報告もご用意しております。また、事前にご連絡いただければ、ナショナル・レポ-トのガイドライン、また日本のナショナル・レポ-トについての情報もお伝えします。ガイドラインの日本語訳は以下のホ-ムペ-ジから辿って、見ることができます。
http://prof.mt.tama.hosei.ac.jp/~yarai/
問合せ先 事務局 荒井容子(法政大学・社会教育推進全国協議会)yarai@hosei.ac.jp